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住まいの健康/厚着だけでは長生きできない

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 近ごろ住宅性能の中でも断熱性能に関心のあるお客様が目立つようになりました。

メーカー側もとにかく断熱性能を強調するような宣伝、広告がやたら目につき、

「家は性能」、「北海道基準の家」、「Heat20のG2(G3)基準」、「Ua値〇〇」といった表現が飛び交い

お客様から「Ua値」を聞かれたりすることも珍しくなくなりました。

断熱性能を上げれば、暑さ寒さをしのぐには大きな効果があることは確かですが、

厚着しすぎは、人間の健康に弊害があることもあるように、

住まいも同じで厚着しすぎは、反面の弊害もあることを忘れてはいけません。

 

その一つは壁体内結露

露点温度以下の条件になれば、必ず結露は発生するわけで

冬であれば、仮に室内で23℃、湿度45%という空気環境なら露点温度10℃となり

例えば、窓ガラスの表面が10℃以下なら窓に結露ができます。

たとえ、室内の壁に結露が無くても、外気温が0℃だったりすれば外壁などの内部で10℃以下の部分では結露が発生、

グラスウール、ロックウールなど吸湿性、吸水性のあるウール系断熱材は、結露が発生すると水分を含んでしまい

断熱性能も低下、長期間湿った状態が続けば、カビや腐食の原因になります。

フェノール樹脂やポリスチレンなど発泡ボードのような断熱材は吸湿、吸水性が無いので

断熱材の中で結露することはありませんが、2重、3重と重ねたり

ダブル断熱などと称してグラスウール断熱と併用させたりすると、Ua値の数字はどんどん良くなりますが、

断熱材と断熱材の間で結露の発生リスクができてしまいます。

近年「地球温暖化」の影響

夏の壁体内結露は、冬以上に深刻です!

数年前までと比較して、このところ夏の外気の水蒸気量は格段に増大、過去の常識は当てはまらなくなっています。

外気温26℃、湿度95%といった外気の露点温度は、25.1℃

熱帯夜は25℃以上ですから寝苦しい熱帯夜のような状態で結露が発生するほどの水蒸気量ということになり、

こんな状態の中でエアコンなどで室温をわずかでも(たとえ1℃でも)下げれば、どうなるか?

エアコンからの風(空気)は除湿されていますが、

冷やされた(快適な)部屋の廻りの壁体内や床下などは容易に露点温度になることが考えられます。

 

住宅における断熱は、厚ければ厚いほど効果はでるものの、知識なく厚着することは

逆に、長期的には住む人の健康を害したり、建物の寿命を短くすることを認識しなければなりません。

 

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